生え際が後退してきて、おでこが広くなってきている悩みを抱えている男性は多いです。
中にはおでこを隠すために前髪を下ろしている方もいます。
生え際やM字付近の薄毛は、他の部位よりも回復・改善することが難しいです。
しかし適切な方法を施せば、生え際の後退を食い止めることは十分に可能です。
おでこが広いけど、どこからがハゲなの?

まずはあなたの生え際が本当に後退しているのかを確認しましょう。
鏡の前で人差し指と中指、薬指の3本をおでこに添えて下さい。
これらの3本の指が眉毛と生え際に隙間なく納まっていれば、それほど気にする必要はありません。
逆に3本の指を添えてもまだスペースができている(もう1本指が入る)場合は、生え際が後退している可能性があります。
しかし、おでこの広さは個人差があり、指の太さも人それぞれです。そのため、あくまで目安として考えて下さい。

一番確実なのは定期的におでこと眉毛の広さを測定することです。
物差しなどを使って3ヶ月に1回程度のペースで測定すれば、生え際が後退してきているのかを正確に把握することができます。

生え際が後退する前兆を見逃してはいけません

薄毛や抜け毛は初期段階からケアを始めることが何よりも大切です。
育毛ケアを始めるかどうかを判断するために、薄毛の前兆をしっかりと見極めましょう。
ここでは生え際が後退する前兆に関して紹介していこうと思います。
頭皮が固くなる
おでこから頭頂部にかけての頭皮が固くなってきている場合は要注意です。
健康な頭皮は血行が良好で、実際に指で揉んでみると軽く上下左右に動きます。
逆に血行が悪くなると頭皮が固くなり、指で揉んでもほんの少ししか動きません。突っ張っているような感覚だと説明するとイメージしやすいと思います。
頭皮は年齢を重ねる毎に徐々に固くなっていきますが、20代~30代の若い年代でも頭皮が固くなってきている場合は注意をして下さい。
指で頭皮を揉んだ際に固いと感じた場合は、こまめに頭皮マッサージを実施することをおすすめします。
細い毛が増える
日頃から生え際付近に生えている髪の毛を注意深くチェックするようにしましょう。
具体的には、生え際の髪の毛と周囲の髪の毛の太さや密度を比較して下さい。
薄毛や抜け毛が進行し始めている場合は、周囲の髪の毛よりも細い毛が多くなってきます。
以前よりも地肌が目立ち始めている場合も注意をしましょう。薄毛が進行し始めている証拠です。
痒みを感じる
生え際やM字部分に痒みを感じ始めた場合も気を付けましょう。
頭皮に痒みを感じるのは、何らかの炎症が起こっているケースが多いです。
炎症が起こると毛根に栄養を供給するのが難しくなってしまい、髪の毛の成長を妨げます。
また、痒みを解消するために爪で掻きむしると頭皮を傷付けてしまう恐れもあります。
これらの症状が現れている場合は薄毛の前兆である可能性が高いです。

生え際が後退する原因はさまざまです
生え際が後退してハゲてくる主な原因は下記のようなものが考えられます。
過剰なストレス

過剰なストレスは身体に良くないだけでなく、髪の毛にも悪影響を及ぼします。
ストレスを抱えすぎると自律神経のバランス乱れてしまい、血行が悪くなります。
髪の毛は血液から栄養を吸収して成長します。血行が悪くなることで髪の毛に成長に必要な栄養が行き届きにくくなるのです。
また、身体はストレスを解消するために体内にある亜鉛を大量に消費します。
亜鉛は髪の毛の成長に欠かせない成分です。そのため、体内の亜鉛が減少することで髪の毛の成長も妨げられてしまいます。
慢性的な睡眠不足

睡眠不足も髪の毛には良くありません。『髪の毛のゴールデンタイム』と呼ばれる23時~翌日の2時の時間帯に一番成長します。
このゴールデンタイムに成長ホルモンの分泌が盛んになるためです。
できればこの時間帯にしっかりと睡眠をとることをおすすめします。
また、睡眠の質も大切です。眠りが深くなるほど成長ホルモンが大量に分泌されます。
日頃から眠りが浅くて何度も目が覚めるという場合は、枕や布団を替えてみるなど色々試してみて下さい。
偏った食生活

毎日の食事が偏っている場合も薄毛を促す恐れがあります。
インスタント食品やファストフードばかり食べている場合は食生活を見直しましょう。
髪の毛はケラチンというタンパク質で構成されています。また、ケラチンを合成するためには亜鉛も欠かせません。
亜鉛を吸収率を高めるためにはクエン酸やビタミンCが有効です。
これらの栄養をバランス良く摂取することを心がけましょう。特にタンパク質と亜鉛は積極的に摂取することをおすすめします。
生え際が後退する一番の原因はAGAです

上記で薄毛が進行する原因を紹介してきましたが、中でも一番大きな原因となるのがAGA(男性型脱毛症)です。
特に生え際付近から徐々に後退していくタイプの薄毛は、AGAが大半を占めます。
AGAは悪玉男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)が、ヘアスタイルを乱すことによって弱々しい髪の毛が増えて薄毛が進行します。

DHTは還元酵素の5αリダクターゼと男性ホルモンのテストステロンが結合することで生成します。
生え際には5αリダクターゼが多い
頭部の中でも特に生え際付近には5αリダクターゼがたくさん存在しています。
そのためAGAを発症すると、他の部位よりも生え際付近から薄毛が進行していくのです。
しかし全ての男性が同じように髪の毛が薄くなっているわけではありません。
5αリダクターゼが存在している数や種類は個人差があり、これらはほぼ遺伝によって決定します。
AGAと遺伝の関係を詳しく知りたい場合は下記のページを参考にして下さい。
⇒ 薄毛やハゲは遺伝するのか?薄毛が遺伝する原因とその改善方法・対策を紹介します
生え際が後退するAGAは改善・回復するのが難しい
生え際やM字部分から徐々に後退していく薄毛のタイプは、改善・回復するのが難しいです。
前頭部や頭頂部付近が薄くなる場合は全体的に髪の毛が細くなっていくケースが多く、全体的にスカスカになっていきますが、AGAの中期~末期の段階にならない限りは髪の毛自体(産毛などの細い毛)は残っています。
一方で生え際が後退してくる場合は、生えている部分の髪の密度はしっかりしています。
比較的おでこと生え際の境界がはっきりとしていて、ハゲている部分には産毛も生えていないケースが多いためです。
毛根自体がなくなっている
生え際の薄毛を改善する際に育毛剤の使用を検討する方が多いですが、実際のところは薄毛・ハゲを改善することは難しいです。
育毛剤は生えている髪の毛を太くて抜けにくくする効果はありますが、抜けてしまった髪の毛を生やすことはできないのです。

リアップX5プラスも効果なし
発毛効果があるミノキシジルを配合しているリアップX5プラスを使用しても回復は難しいです。
確かにミノキシジルは優れた発毛効果がありますが、生え際やM字部分にはあまり効果はありません。
ミノキシジルの血管拡張作用によって、血流を促して髪の毛が生えようとするのですが、生え際に集まっている5αリダクターゼがテストステロンと結びつき、DHTを生成します。
DHTはヘアサイクルを乱す働きがあるため、ミノキシジルの発毛効果を打ち消してしまうのです。
ミノキシジルは頭頂部や前頭部などに効果を発揮する成分です。
AGAの初期段階なら育毛剤でも生え際の後退を食い止められる
但し、AGAの初期段階で生え際の後退を食い止めたい場合は、育毛剤でも十分に効果を発揮します。
育毛剤の中でも特におすすめしたいのがナノインパクト100です。
ナノインパクト100には、抜け毛を抑制する作用があるエチニルエストラジオールやヒオウギエキスが配合されています。
また、これらの成分を毛穴の約200万分の1というナノサイズの特殊なカプセルに閉じ込めているので、毛穴の奥深くにある毛根まで確実に浸透させてくれます。
多くの市販の育毛剤を使用しても効果を実感できないのは、毛根まで成分が浸透していないことが主な原因です。
ナノインパクト100なら毛穴の約200万分の1というナノサイズになっているので、確実に毛根まで成分を届けてくれます。
当サイトで人気ナンバーワンの育毛剤
当サイトでも一番人気の育毛剤で、多くの方々が薄毛の進行を食い止めるためにナノインパクト100を使用しています。
今なら初回購入者限定で通常価格の半額(3,780円)で購入することができます。
また、商品到着後30日以内であれば全額返金も受け付けているのであなたの体質に合わない場合は全額返金してもらえて金銭的なリスクは一切ありません。

生え際の薄毛の改善・回復にはプロペシアが有効

生え際やM字部分の後退がある程度進行していて、薄毛・ハゲの進行を食い止めるだけではなく、改善・回復したい場合はプロペシアの処方を検討して下さい。
プロペシアにはフィナステリドという成分が含まれています。フィナステリドには5αリダクターゼの働きをブロックする作用があります。
5αリダクターゼの働きをブロックすることによってDHTの生成ができなくなり、ヘアサイクルを乱されることなく髪の毛が丈夫に成長します。
ミノキシジルとの併用がおすすめ

但し、プロペシアだけでは髪の毛は生えてきません。あくまで薄毛の進行を抑えるだけです。
そこで先ほど紹介したミノキシジルの登場です。
プロペシアとミノキシジルを併用することで薄毛抑制効果と発毛効果のダブルパワーで、髪の毛が生えてきます。
5αリダクターゼの働きをプロペシアでブロックすることで、生え際やM字部分にもミノキシジルの発毛効果が発揮されるのです。

プロペシアで薄毛の進行を止められない場合
プロペシアでも薄毛の進行を止められない場合はザガーロという医薬品を試して下さい。
実は5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型という2種類が存在しています。プロペシアは5αリダクターゼのⅠ型にしか効果がありません。
つまり、あなたの生え際にⅡ型が数多く存在している場合は効果がないのです。
ザガーロに配合されているデュタステリドという成分は、Ⅰ型とⅡ型の両方に効果を発揮します。

「じゃあ最初からザガーロを服用すればよいのではないか?」と思うかもしれませんが、ザガーロは効果が強い分、プロペシアよりも副作用が現れやすいというデメリットがあります。
そのため、あなたの身体のためにも負担が軽いプロペシアから服用することをおすすめします。
また、AGAクリニックの中には血液検査やDNA検査を実施してくれるところもあります。
検査を受けることで、あなたの体内にⅠ型とⅡ型のどちらの5αリダクターゼが存在しているのかを調べて、最適な医薬品を処方してもらえます。
個人輸入サイトで医薬品を購入するのは控えて下さい。
これらの医薬品(プロペシアやザガーロなど)は副作用の恐れがあるので、必ずAGAクリニックなどの医療機関で診察を受けてから処方してもらうようにしましょう。
医薬品でも改善できない場合は育毛メソセラピー

医薬品による治療で生え際の後退が改善できるのは、比較的症状が軽い場合です。
一定以上のレベルまでAGAが進行してしまっている場合は、医薬品と共に育毛メソセラピーという施術が提案されます。
あまり聞き慣れない治療方法ですが、専用の注射器を使用して有効成分と頭皮に直接浸透させることで薄毛を改善します。
注射器を使用するということで痛みが気になりますが、注入する箇所を冷却して痛みを緩和したり、針を一切使用しないノーニードル法などの施術方法も誕生しているので、それほど心配する必要はありません。

毛根が消滅している場合は自毛植毛を検討しよう

毛根自体が消滅している場合は育毛メソセラピーの施術を受けても髪の毛は生えてきません。
そこまでAGAが進行してしまった場合は、自毛植毛の施術を検討して下さい。
自毛植毛とは、自分の髪の毛を薄くなっている部位に移植する施術のことです。
AGAの影響を受けない後頭部の髪の毛を毛包ごと、生え際付近に移植します。
移植した髪の毛が定着すると、その後は周りの髪と同じように生えてきるので、自然な仕上がりになります。
但し施術料金が高額で、範囲にもよりますが大体40万円~100万円ほどかかります。
症状が軽いうちに薄毛治療を始めて下さい

生え際付近の薄毛は毛根が消滅しやすいので、症状が進行すれば育毛剤はもちろんですが、医薬品でも治療が難しくなります。
そのため薄毛・ハゲを改善したいのであれば、できる限り早期に治療を受けることをおすすめします。
AGAが進行して髪の毛が細くなっていたり、産毛くらいしか成長しなくなったとしても、適切な対策を施せば薄毛を改善することは可能です。
AGAスキンクリニックがおすすめ
おすすめできるクリニックとしては、AGAスキンクリニックが挙げられます。
AGAスキンクリニックは全国展開している大手クリニックなので、各主要都市に開院していて通院しやすいです。
また、多くの方々が通院して薄毛治療を受けているので、あなたも安心して治療が受けられると思います。
一番安い治療薬(症状が軽い場合)なら月3,400円から治療をスタートできます。
初回カウンセリングは無料で受け付けています。生え際が後退してきて薄毛・ハゲに悩んでいるなら一度相談してみることをおすすめします。