あなたは今までに、シャンプーを泡立てて洗髪をしている際にふと自分の手を見て、たくさんの髪の毛が抜けていてビックリしたことはありませんか?
また、シャンプー後の排水溝にたくさんの髪の毛が絡まっていることもあるかもしれません・・・(汗)
髪の毛が抜ける仕組み
「なぜ髪の毛が抜けるのか?」を知るためには、まずはヘアサイクルについて理解することが大切です。
髪の毛にはヘアサイクルがあり、「成長期」「退行期」「休止期」の3段階に分類されています。
成長期
文字通り、成長期は髪の毛が成長する時期に該当します。
そして成長期はさらに早期成長期・中期成長期・後期成長期に分類できます。早期成長期は新しい髪の毛が生えてくる段階です。
中期成長期は毛包が成長することで、髪の毛自体も成長をし始める段階です。そして後期成長期は毛包と髪の毛がしっかりと成長している段階です。
退行期
退行期は髪の毛が成長がストップする段階です。成長がストップするだけでなく、毛包自体も徐々に小さくなっていきます。
ヘアサイクルが乱れてしまうと成長期が短くなり、退行期が長くなっていきます。
休止期
髪の毛が休止期になると、毛根の位置が浅くなり頭皮に近づいていきます。そして毛穴の奥で新しい髪の毛が成長することで押し出されて自然に抜け落ちます。
1日に50~150本程度は抜けます
つまり、誰でも髪の毛は抜け落ちるものです。一般的な成人の場合、1日に50~150本程度の髪の毛は抜け落ちています。
髪の毛が抜けるタイミングで一番多いのがシャンプーをする洗髪時です。
多い人なら1回のシャンプーで50~80本程度抜け落ちることもあります。
また、髪の毛が長い場合は髪の毛1本1本の分量が多くなるので、見た目的にも抜け毛が目立ってしまうので、余計に抜けていると感じます。
抜けた毛の質(形状)に注目
そのため、抜け毛は本数よりも抜けた毛の質(形状)に注目するようにしてください。
抜けた髪の毛が太くて毛根もふっくらしている場合は健康な状態なので、問題ありません。
逆に細くて弱々しい毛や産毛、毛根が小さくなっている場合は注意が必要です。
細い抜け毛が多くなる原因
髪の毛がしっかりと成長しきらずに、細くて弱々しい髪の毛が抜けてしまう主な原因としては、下記のようなものが挙げられます。
ストレス
まずはストレスです。適度なストレスは脳の覚醒レベルや集中力を高めるメリットがありますが、過度なストレスを抱え続けることで身体に悪影響を及ぼします。
身体だけでなく髪の毛にも良くありません。ストレスによって自律神経のバランスが崩れるため、血流が悪くなり頭皮や毛根に運ばれる血液(栄養分)が不足してしまうのです。
その結果、健康な髪の毛が育ちにくくなり、細くて弱々しい髪の毛が増えてしまいます。
日頃から仕事などでストレスを抱え込んでいると自覚しているのであれば、髪の毛だけでなくあなたの健康のためにも休日などのプライベートな時間を有効活用して、上手にストレスを発散するようにしてください。
偏った食生活
髪の毛は日頃の食生活からも大きな影響を受けます。
一見食事と髪の毛は関係がないように感じますが、髪の毛は血液から栄養を吸収して成長します。
血液は口から摂取した食べ物から作られるので、食事と髪の毛は密接に繋がっているのですね。
そのため、日頃からファストフードやコンビニ弁当などの偏った食事ばかりしていると、髪の毛の成長にも悪影響を及ぼします。
髪の毛はタンパク質とビタミン(A・B・E)、ミネラル(亜鉛)から作られるので、これらの栄養素を積極的に摂取することをおすすめします。
例えばタンパク質は肉類や乳製品、タマゴ、大豆などに豊富に含まれています。
ビタミンは緑黄色野菜や果物、穀物、魚類などの豊富に含まれています。
そして、ミネラルはレバーや牡蠣、うなぎ、アーモンドなどに豊富に含まれています。
逆に過剰摂取によって身体に悪影響を及ぼす恐れがあるので、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。
サプリメントを有効活用しよう
毎日バランスの良い食事を続けることが難しいという方は、サプリメントなどを有効活用すると良いですね。
髪の毛の成長をサポートする育毛サプリメントも登場しています。
中でもおすすめなのが、育毛サプリGUNGUN(ぐんぐん)です。
ノコギリヤシや菊芋、リジン、イソフラボン・カプサイシン、高麗人参、コラーゲンペプチド、養殖昆布仮根エキスの7種類の成分が不足しがちな栄養を保管して、髪の毛の成長を促してくれます。
睡眠不足
睡眠不足も髪の毛の成長を妨げてしまいます。
あなたが眠っている時に成長ホルモンを分泌して髪の毛が成長しています。
眠りが深くなればなるほど成長ホルモンの分泌量が増えていきます。
睡眠不足になると身体に悪影響を及ぼすだけでなく、成長ホルモンの分泌量が減少して、健康な髪の毛に成長しません。
喫煙・飲酒
過度な喫煙や飲酒も髪の毛には良くありません。
タバコ
タバコにはニコチンが含まれていますが、このニコチンは血管を収縮させる働きがあることが分かっています。
そのため、血管が収縮することで頭皮の毛細血管に血流が行き届かなくなり、髪の毛の成長を妨げます。
さらにビタミン類(C・B・E)を大量に消費されてしまいます。
お酒
そして過度な飲酒も髪の毛に悪影響を及ぼします。アルコールが体内に摂取されると肝臓で分解されます。
その際にアセトアルデヒドという毒性を持った物質を精製します。
アセトアルデヒドは解毒効果によって酢酸という無害な物質に変換されますが、その時に大量のアミノ酸とビタミンが消費されることになります。
アミノ酸にはシステインやメチオニンなどのタンパク質を含んでいます。つまり、髪の毛を構成するタンパク質とビタミンが大量に消費されることで髪の毛に栄養が行き届かなくなって成長を妨げてしまうのです。
抜け毛が増える一番の原因はAGAです
そしてAGA(男性型脱毛症)が進行していることも大きな原因として考えられます。
AGAは悪玉男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)がヘアサイクルに悪影響を及ぼして、抜け毛や薄毛を誘発させる症状のことです。
還元酵素の5αリダクターゼと男性ホルモンのテストステロンが結びつくことでDHTを生成します。
男性が抜け毛が増えて薄毛やハゲになる大半の原因がこのAGAです。
上記の『細い抜け毛が多くなる原因』で紹介している項目に該当しない場合は、AGAが進行している可能性が高いです。
育毛剤で抜け毛を抑えよう
まだ髪の毛のボリュームが十分にある状態であれば、育毛剤などを使用して育毛ケアを始めることをおすすめします。
育毛剤は薄毛が目立ち始めてから使用するものだと考えている方が多いですが、それは間違いです。
実は育毛剤は抜け毛や薄毛を予防する目的で使用するのが一番効果を発揮します。
多くの方々が「育毛剤と使用しても効果がない・・・」と言っているのは、薄毛やハゲが進行している段階で使用しているためなのです。
AGAは症状が進行すればするほど悪玉男性ホルモンのDHTの働きが強力になります。
そして、育毛剤に配合されている成分の効果・効能を打ち消してしまうのです。
AGAの原因を抑える成分が配合されている育毛剤
育毛剤の中にはAGAの原因となる5αリダクターゼの働きを抑える成分が配合されている商品もいくつか登場しています。
5αリダクターゼの働きを抑える成分としては、オウゴンエキスやダイズエキス、クララエキス、ビワ葉エキス、ヒオウギ抽出液などが挙げられます。
これらの成分が配合されている育毛剤としてはイクオス(IQOS)が有名です。
頭皮の皮脂の分泌量が多い場合
頭皮の皮脂の分泌量が多くてベトベトしている方はナノインパクト100がおすすめです。
頭皮の皮脂が多いと育毛剤の成分が毛穴に浸透しにくくなり、効果が半減してしまいます。
実際に育毛剤の効果を効果を実感できない理由の一つとして、毛穴の奥まで成分が浸透していないことが挙げられます。
このナノインパクト100は毛穴の200万分の1というナノサイズに成分を閉じ込められているので、皮脂が詰まっていても毛穴の奥深くまで行き届くことができます。
また、ヒオウギ抽出液も配合されているので5αリダクターゼの働きを抑制することも可能です。
薄毛が目立ち始めてきたら・・・
既に髪の毛のボリュームがなくなっていて、薄毛が目立ち始めている状況までAGAが進行してしまっている場合は、残念ながら育毛剤では改善することはできません。
そのような場合はAGAクリニックなどの医療機関で薄毛治療を受けることをおすすめします。
症状によって提案される治療方法は異なりますが、一般的にはミノキシジルやフィナステリドなどの医薬品による治療を勧められます。
ミノキシジルには発毛促進効果、そしてフィナステリドには抜け毛抑制効果があります。
これら2つの医薬品は非常に相性が良く、両方を併用することによって6ヶ月ほどで発毛効果を実感することができます。
気になる治療費用に関しても月に10,000円~20,000円程度で抑えることができます。