- サイトプリンやペンタデカン酸グリセリドが配合
- 抜け毛・薄毛予防に最適な育毛剤
- 医薬部外品なので副作用の心配もなし
- 価格がリーズナブル
薬用毛髪力イノベート(INNOVATE)はライオンから販売されている医薬部外品の育毛剤です。
サイトプリンやペンタガン、ビタミンE誘導体といった有効成分の作用によって、抜けにくくて丈夫な髪に育ててくれます。
発毛促進指令に着目した育毛剤
薬用毛髪力イノベートは発毛促進指令に着目して開発された育毛剤です。
ライオンの研究チームは長年の毛髪基礎研究によって、発毛促進指令として作用するBMPとephrinという2種類のタンパク質を発見しました。
BMPとephrinの2つのタンパク質を増殖させるサイトプリン(6-ベンジンルアミノプリン)を有効成分として配合することで、優れた育毛効果を実現することに成功しました。
BMP(Bone Morphogenetic Protein)は骨格形成促進因子のことです。一般的には骨の形成に関わるタンパク質ですが、髪の生成にも作用することが判明しました。
ephrinは形態形成因子の一種で、神経や血管を形成する際に機能する物質です。BMP同様に髪の生成に作用することが分かりました。
主な配合成分の効果・効能
イノベートに配合されている主な成分の効果・効能を紹介します。
サイトプリン(6-ベンジンルアミノプリン)
サイトプリンは元々農業の分野で使用されていた成分で、蘭の開花やリンゴの果実の成長を促すために用いられていました。
1990年に三省製薬の研究チームが白髪防止剤の候補として研究していた約500種類の成分の中から、優れた育毛効果があることを発見しました。
1995年には当時の厚生省から有効成分として正式に認可されています。
ペンタデカン(ペンタデカン酸グリセリド)
ペンタデカンは毛乳頭や毛母細胞に働きかけて、栄養を届けやすくすることができる成分です。
毛乳頭の栄養素はヘアサイクルの休止期に減少してしまい、抜け毛の原因となります。
この休止期にもエネルギーを与え続けることで、休止期を短くして成長期を延ばすことができ、その結果として育毛効果を高めることができます。
ビタミンE誘導体
ビタミンE誘導体は「酢酸トコフェロール」とも呼ばれています。
一般的には抗酸化作用や抗炎症作用、さらには血行を促進させて肌の老化を防ぐなどの効果があるので、育毛剤以外にも化粧品やスキンケア商品などにも配合されています。
育毛に関しては頭皮にビタミンE誘導体を浸透させることによって、毛細血管の血流を促進させる効果が期待できます。
サイトプリントとペンタデカンは男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)に推奨度Cランクに分類されている成分です。
ちなみにAランクに分類されている成分は医薬品のミノキシジルとフィナステリドです。
毛髪力ZZとの違いは?
同じライオンから販売されている育毛剤『薬用毛髪力ZZ』がラインアップされています。
薬用毛髪力ZZは『薬用毛髪力』ブランドの中でも最上位に位置づけられている育毛剤です。
イノベートと毛髪力ZZのどちらにも上記で紹介している成分(サイトプリンやペンタガン、ビタミンE誘導体)が配合されています。
毛髪力ZZの方が多くの成分を配合している
毛髪力ZZにはさらにオキナワモズクという成分が配合されていて、男性ホルモンに起因する「NT-4」という物質の性質を抑制する働きがあります。
その他にも乳酸オクチルドデシルやピロクトンオラミンなどの成分も含まれています。
育毛効果の高い育毛剤を探しているのであれば、イノベートよりも毛髪力ZZをおすすめします。
効果的な使用方法
イノベートは朝晩2回の使用を推奨しています。
即効性はないので一度にたくさん使用しても効果は変わりません。適量を毎日継続して使い続けることによって徐々に効果が出てきます。
まずは頭頂部付近から頭皮全体に行き渡るように少しずつ馴染ませていきましょう。
そして、生え際部分に移行して優しく擦り込むように液体を付けて下さい。
頭皮マッサージをしよう
液体を頭皮に馴染ませた後に頭皮マッサージをすると効果的です。
柔らかい頭皮は毛根が根付きやすくなり、抜け毛が減る効果が期待できます。
さらに血行が促進されるので、イノベートの成分をしっかりと毛根に供給することができるメリットもあります。
副作用の心配はありません
育毛剤の使用を検討する際に気になるのが副作用の有無です。
イノベートは医薬部外品の育毛剤なので、効果・作用は穏やかで身体に重大な悪影響を及ぼすような副作用の心配はありません。
肌が弱い場合は少し気を付けよう
但し、肌が弱い方や敏感肌の方は少し気を付けて下さい。
イノベートにはアルコール成分が含まれているので、使用した際に痒みや赤み、湿疹などの症状が現われるケースがごく稀にあります。
アルコール成分は頭皮の皮脂を溶かして、毛穴に成分を浸透しやすくするために配合されていて、大半の育毛に含まれています。
実際に口コミ評価
実際にイノベートを使用したことがある方々の口コミ評価を紹介します。
良い口コミ
2年ほど使い続けていますが、おかげで髪のボリュームをキープできています。(44歳・男性)
それらの成分が毛母細胞に働きかけて発毛を促進させて丈夫な髪に育ててくれます。
イノベートは比較的価格が安いので毎日続けやすいですね。(38歳・男性)
一般的な育毛剤よりも価格が安いので、リーズナブルな育毛剤を探している方におすすめです。
誰にも気付かれずにこっそりと育毛ケアをしたかったので大満足です。(39歳・男性)
臭いがしないので、周りに気付かれることなく育毛ケアを続けることができます。
悪い口コミ
やっぱり医薬部外品の育毛剤では難しいのかな・・・(43歳・男性)
髪を生やしたいのであれば、AGAクリニックで薄毛治療を受けることを検討して下さい。
私の毛は細くて柔らかいので、イノベートを使用した後は頭皮が目立ってしまいます。(35歳・男性)
ベタツキが気になる場合は使用する量を減らすか、あるいは他の育毛剤に切り替えることをおすすめします。
育毛剤イノベートをおすすめできる方
ここまで紹介してきた内容をまとめると、育毛剤イノベートをおすすめできるのは下記のようなタイプです。
髪の毛のボリュームが以前よりもなくなってきた方
洗髪時の抜け毛が気になっている方
抜け毛予防のために育毛ケアを始めたい方
価格が安い育毛剤を探している方
イノベートは薄毛・抜け毛を改善したり、抜けにくい髪に成長させることができる育毛剤です。
AGA予防やAGAの初期段階において毎日使い続けることによって、育毛効果を実感することができます。
サイトプリンやペンタデカンなどの有効成分の作用によって、抜けにくくて丈夫な髪に育てることができます。
イノベートが効かない方・効果を実感できない方
その一方でイノベートを毎日使い続けたとしても、期待しているような育毛効果を実感できない方は下記のようなタイプとなります。
AGAが進行していて頭皮がかなり目立ってきている方
抜けてしまった髪の毛を生やしたいと考えている方
周りから薄毛を指摘されたことがある方
残念ながらこれらのケースに該当するほどAGAが進行している場合は、イノベートを毎日使い続けたとしても薄毛やハゲの悩みを解決することは難しいです。
なぜならイノベートは、薄毛・抜け毛の症状が軽い場合でしか効果を発揮しないためです。
DHTはAGA(男性型脱毛症)が進行すればするほど、その作用が強力になる性質があるため、育毛剤に配合されている成分の作用を打ち消してしまうのです。
AGAクリニックで薄毛治療を受けよう
イノベートなどの医薬部外品の育毛剤を使用しても全然薄毛が改善しない場合は、AGAクリニックなどで医薬品による薄毛治療を受けることを検討しましょう。
実際に医薬品治療を受けることによって、多くの方々が薄毛・ハゲを改善しています。
ミノキシジルとフィナステリドの併用が一般的
AGAの症状が比較的軽い場合は、ミノキシジルやフィナステリド(プロペシア)などの医薬品を使用して治療を行うケースが多いです。
ミノキシジルは血管拡張作用がある医薬品で、頭皮に浸透させて毛細血管の血流を促進させることで毛根に栄養が行き届きやすくなり、発毛を促すことが可能になります。
一方のフィナステリドは5αリダクターゼの働きを抑える作用があり、薄毛・抜け毛の進行を食い止めることができます。
AGAはDHT(ジヒドロテストステロン)という体内に存在する物質がヘアサイクルを乱すことによって抜け毛・薄毛が進行します。
治療開始後4ヶ月で発毛効果を実感できる
ミノキシジルとフィナステリドの相性は抜群で、両者を併用することで相乗効果が生まれて、それぞれ単体で使用するよりも優れた発毛効果を実感することができます。
AGAの症状や体質などで個人差はありますが、大体治療開始後4ヶ月くらいで発毛効果を実感することができます。
そしてさらに治療を続けていけば、1年程度で周りからも髪が増えてきていることに気付かれるほど回復します。
治療費用に関しては月に10,000円~30,000円程度です。AGAの症状が進行すればするほど治療費用も高額になります。
そのため、本気で薄毛・ハゲを改善したいと考えているのであれば、症状が軽いうちに治療を受けることを検討しましょう。