- カルプロニウム塩化物水和物を配合
- ドラッグストアで気軽に購入できる
- 「FOR OILY SKIN」と「FOR DRY SKIN」がラインナップ
- 副作用の心配なし
- リーズナブルな価格設定
カロヤンプログレEXは第一三共ヘルスケアから販売されている第3類医薬品に分類されている育毛剤です。
ドラッグストアやスーパーなどで店頭販売されているので、非常に知名度が高いですね。
あなたも何度か店頭で展示されているのを見かけたことがあると思います。
カロヤンプログレEXには、発毛効果が正式に認められた成分は配合されていません。
そのため、抜け毛予防や髪の毛を太くするなどの育毛目的で使用して下さい。
AGA予防や初期症状の段階には効果を発揮しますが、周りから薄毛を指摘されるほどAGAが進行している段階では大きな効果は期待出来ません。
髪の毛が細くなってきただけでなく、本数自体が減少している段階に達している場合は、AGAクリニックで薄毛治療を受けることを検討して下さい。
「育毛剤選びで失敗したくない!」と思っているなら、下記のランキングページをチェックして下さい。
配合されている成分や実際に使用した方々の口コミ評価を調査して、本当に効果のある育毛剤をランキング形式で発表しています。
使用者の口コミ評判や体験談
実際にカロヤンプログレEXを使用したことがある方々の口コミ評判や体験談を紹介します。
良い口コミ
5ヶ月ほど継続使用をしていますが、最近髪の毛のコシが戻ってきてボリュームが出てきた気がしていますね。(36歳・男性)
このカルプロニウム塩化物水和物には血流を促進させて毛乳頭を活性化させる働きがあり、髪の毛の成長を促す効果が期待できます。
髪の毛が増えるほどの効果はありませんが、抜け毛も進行していないのでリピート購入しています。(40歳・男性)
手頃から価格で購入できることから育毛ケア初心者に最適な育毛剤だと言えますね。
頭皮の乾燥を防いでくれるので、以前から悩みの種だった痒みも解消されて嬉しいですね。(45歳・男性)
あなたの頭皮タイプに合わせて「FOR OILY SKIN」タイプと「FOR DRY SKIN」タイプを使い分けることでより効果を実感することができます。
悪い口コミ
むしろ逆に薄毛が進行しています(汗) やっぱり市販の育毛剤では髪の毛は生えてこないのかな・・・。(34歳・男性)
髪の毛を生やしたい場合はAGAクリニックで薄毛治療を受けることをおすすめします。
そのため、今は他の育毛剤に切り替えています。(41歳・男性)
ある程度AGAが進行してしまっている場合は悪玉男性ホルモンのDHTの働きが強力になっているため、育毛剤では対応できなくなってしまいます。
いくつか育毛剤を使用しても改善することができない場合はAGAクリニックに相談することを検討してください。
オイリーとドライの2種類のタイプが用意
カロヤンプログレEXは「FOR OILY SKIN」タイプと、「FOR DRY SKIN」タイプの2種類がラインナップされています。
「FOR OILY SKIN」タイプ
「FOR OILY SKIN」タイプは脂性肌の方に適しています。
皮膚の脂質量を減少させる効果のあるカシュウチンキと、過剰な皮脂の分泌を抑える効果のあるピリドキシン塩酸塩を配合しています。
「FOR DRY SKIN」タイプ
一方の「FOR DRY SKIN」タイプは乾燥肌の方に適しています。
頭皮の痒みを抑えるジフェンヒドラミン塩酸塩や、ヒアルロン酸Na(添加物)を配合しています。
配合されている成分の効果・効能
カロヤンプログレEXに配合されている成分に関して詳しく見ていきましょう。
・カルプロニウム塩化物水和物 2.18g(カルプロニウム塩化物として2g)
・チクセツニンジンチンキ 3mL(原生薬として1g)
・カシュウチンキ 3mL(原生薬として1g)
・ピリドキシン塩酸塩 0.03g
・ヒノキチオール 0.05g
・パントテニールエチルエーテル 1g
・l-メントール 0.3g
・ジフェンヒドラミン塩酸塩 0.1g
(100ml中の配合量)
カルプロニウム塩化物水和物
100ml中に2.18gのカルプロニウム塩化物水和物が配合されています。
カルプロニウム塩化物はカロヤンプログレEXのメインとなる成分です。
血管を拡張させる作用があり、血流を促進させて毛乳頭を活性化させる働きがあります。
副作用としては、頭皮のかぶれや痒み、その他には局所的な発汗や刺激などが挙げられます。
チクセツニンジンチンキ
100ml中に3ml(原生薬として1g)のチクセツニンジンチンキが配合されています。
チクセツニンジンチンキは高麗人参と似ている植物ですが、効果においては高麗人参と大きく異なります。
一般的には食欲不振や解熱作用、胃痛などに効果のある成分です。
育毛効果に関しては毛根刺激作用が挙げられます。毛乳頭細胞を刺激することで育毛を促進することが期待できます。
カシュウチンキ
100ml中に3ml(原生薬として1g)のカシュウチンキが配合されています。
カシュウチンキは皮脂の脂質量を減少させる働きがある成分です。そのため、脂性肌向けの「FOR OILY SKIN」タイプにしか配合されていません。
皮脂には乾燥を防いで頭皮に潤いを与えたり、外部からの刺激や雑菌の侵入を防ぐ役割があります。
しかし過剰に分泌することで毛穴を詰まらせたり雑菌が繁殖することで痒みやフケの原因となる恐れがあります。
ピリドキシン塩酸塩
100ml中に0.03gのピリドキシン塩酸塩が配合されています。
あまり馴染みがない成分ですが、実はピリドキシン塩酸塩はビタミンB6のことです。
具体的には水溶性ビタミンB6を科学的に合成している成分となります。
筋肉となるタンパク質の新陳代謝を促進させる効果があります。
頭皮においては皮脂の分泌量を抑制する効果があります。そのため、このピリドキシン塩酸塩も脂性肌向けの「FOR OILY SKIN」タイプにのみ配合されています。
ヒノキチオール
100ml中に0.05gのヒノキチオールが配合されています。
ヒノキチオールは樹木抽出成分の1つです。一般的な効能としては、殺菌・抗菌作用や消炎作用、皮膚浸透作用などが挙げられます。
育毛に関しては殺菌・抗菌作用が注目されていて、雑菌の繁殖を抑えることで痒みやフケを防ぐことで頭皮環境を整えられます。
その他には毛母細胞の活動を促進させて、髪の毛の成長を高める効果も期待できます。
パントテニールエチルエーテル
100ml中に1.0gのパントテニールエチルエーテルが配合されています。
パントテニールエチルエーテルはビタミンB群の一つで、ビタミンB5誘導体のことです。
毛根よりも頭皮に近い位置に存在するバルジ領域を刺激することで、毛根幹細胞を活性化させる働きがあります。
この毛根幹細胞が成長すると毛母細胞になります。毛母細胞は髪の毛の元になる細胞です。
そのため間接的にですが、パントテニールエチルエーテルの働きによって毛母細胞を活性化させる働きがあると言われています。
また、保湿力にも優れていて頭皮を柔らかくしたり、雑菌の繁殖を抑えて炎症を防ぐ効果も期待できます。
ちなみに厚生労働省からも育毛剤の有効成分として認められています。
l-メントール
100ml中に0.3gのl-メントールが配合されています。l-メントールはペパーミントや西洋ハッカなどの植物に含まれている成分です。
肌につけるとスーッとする清涼感を感じる成分として知られています。
歯磨き粉やガム、シャンプーなどに使用されているので、あなたも馴染みがあると思います。
実は清涼感だけでなく、皮膚の刺激作用や局所血管拡張作用が認められていて、医薬品にも使用されることが多いです。
頭皮に塗布することで毛細血管の血行が促進されて、しっかりと髪の毛に栄養を与えることができるので、育毛効果も期待できます。
ジフェンヒドラミン塩酸塩
100ml中に0.1gのジフェンヒドラミン塩酸塩が配合されています。
抗ヒスタミン剤(ヒスタミンH1受容体拮抗薬)という化合物の一つで、ヒスタミンによる痒みやじんましんといったアレルギーの症状を抑えるために開発された成分です。
育毛効果に関しては、頭皮の痒みを抑えたり、乾燥などが原因で起こる炎症などを抑える働きがあります。
そのため、このジフェンヒドラミン塩酸塩は乾燥肌向けの「FOR DRY SKIN」タイプにのみ配合されています。
プログレEXとプログレとの違いはカルプロニウム塩化物の配合量の差
カロヤンではプログレEXの他にも「プログレ」という育毛剤も販売されています。
この2つの育毛剤の違いはどこにあるのでしょうか?
一番大きな特徴はカルプロニウム塩化物の配合量の差です。
プログレEXではカルプロニウム塩化物が2%配合されているのに対して、プログレには1%しか配合されていません。
つまりプログレのグレードアップ版としてプログレEXが位置づけられています。
公式サイト内でもプログレEXに対しては「薄毛・発毛促進に」と記載されています。
それに対してプログレには「抜毛予防・発毛促進に」と記載されていて、プログレEXよりも効果が弱くなっています。
カロヤンプログレEXを使っても髪の毛は生えません
ここまで配合されている成分に関して解説してきましたが、あなたが一番知りたいことは「カロヤンプログレEXを使い続けることで髪の毛が生えてくるの?」という点だと思います。
結論から言うと、カロヤンプログレEXを毎日使い続けたとしても失われた髪の毛は生えてきません。
カロヤンプログレEXのメインとなっている成分はカルプロニウム塩化物です。
確かにカルプロニウム塩化物には血管を拡張させる効果があり、血流を促進させて毛乳頭を活性化させる効果が期待できます。
ミノキシジルほどの効果はない
発毛効果のあるミノキシジル成分と非常に似た効果があるのですが、残念ながらその発毛効果はミノキシジルほどではありません。
その根拠としては、日本皮膚科学会が公表している男性型脱毛症の診療ガイドラインが参考になります。
この診療ガイドラインでは成分や治療方法を、A・B・C1・C2・Dの5段階で評価されています。
評価ランク | 評価内容 | 成分、治療方法 |
---|---|---|
A | 強く勧められる | ミノキシジル、フィナステリド |
B | 勧められる | 自毛植毛 |
C1 | 考慮してもよいが十分な根拠なし | アデノシン、t-フラバノン、塩化カルプロニウム、サイトプリン、ペンタデカン、ケトコナゾール |
C2 | 根拠がなく勧められない | セファランチン |
D | 行わないように勧められる | 人工植毛 |
その中でカルプロニウム塩化物は「C1(考慮してもよいが十分な根拠なし)」ランクに評価されています。
一方でミノキシジルは「A(強く勧められる)」ランクに評価されていることからも理解出来ると思います。
発毛促進効果を検証した調査結果
カロヤンプログレEXの公式サイト内において、発毛促進効果を検証した調査結果が公表されているのでここで紹介したいと思います。
投与方法に関しては1日2回、1回に2mlの量を頭皮に塗布して使用した効果を検証しています。
投与期間は壮年性脱毛症の場合が24週間、その他の脱毛症は12週間となっています。
開始した日と比較して総合的に判断されています。改善度を5段階(著明改善、中等度改善、軽度改善、不変、悪化)で判定しています。
壮年性脱毛症に対する効果
壮年性脱毛症の改善率が30.2%・軽度改善率が89.5%を達成しています。Ⅰ型~Ⅵ型までのタイプで改善が見られています。
但し、中等度の改善率は全86症例の中で25例、そして著明改善においては1例しか見られませんでした。
疾患別最終全般改善度
調査結果からは全ての脱毛症において高い軽度改善率が見られました。
壮年性脱毛症以外にも円形脱毛症の改善率が62.5%・軽度改善率が90.6%、びまん性脱毛症の改善率が69.2%・軽度改善率が100.0%、粃糠性脱毛症の改善率が0%・軽度改善率が100%、病後・産後の脱毛の改善率が66.7%・軽度改善率が100.0%となりました。
壮年性脱毛症だけでなく、円形脱毛症、びまん性脱毛症、粃糠(ひこう)性脱毛症、病後・産後の脱毛にも効果を発揮します。
正しい使い方
カロヤンプログレEXの使い方はオーソドックスで、他の育毛剤と同じような方法でオッケーです。
薄毛や抜け毛が気になる部分を中心にして、1日2回の頻度で毎日塗布して下さい。
頭皮に塗布した際に軽く泡立つこともありますが、配合成分の性質によって泡立っているので、気にしなくても構いません。
髪の毛が比較的長い場合は分け目をつくって、頭皮にしっかりと浸透するように塗布しましょう。
使用する手順
容器は大正製薬のリアップX5プラスと同じ仕組みになっています。
キャップを回して本体のノズル部分が上がっていることを確認してください。
容器を逆さまにすると計量部分に2mlの液体が溜まるようになっています。
逆さまにした状態でノズル部分を頭皮に押し当てて、ノズルが止まるまで押し込みましょう。
すると、ノズルの先から少しずつ液体が出てくるので、薄毛が気になる部位を中心にトントンと押し当てながら塗布していきます。
頭皮マッサージをすると効果的
カロヤンプログレEXを塗布した後は、しっかりと頭皮マッサージを行いましょう。
指先の腹を使って頭皮を軽く揉みこむようにマッサージをします。
マッサージをすることで、頭皮の血行を促して成分がより浸透しやすくなります。
爪を立ててマッサージをすると、頭皮を傷つけてしまう恐れがあるので気を付けてください。
清潔な頭皮の状態で使用する
また、カロヤンプログレEXを使用する際は、頭皮が清潔な状態で使用するようにしましょう。
皮脂や汚れが付いている状態で使用しても、毛穴に成分が浸透し難くなるためです。
重大な副作用を引き起こす心配はありません
今まで使ったことのない育毛剤を試す際に、『副作用』が現れるかどうかが気になると思います。
医薬品に指定されている育毛剤・発毛剤の中には身体に重大な副作用を起こすリスクのあるものも存在します。
副作用のリスクが高い医薬品としては、ミノキシジルやフィナステリド(プロペシア)、ザガーロなどが挙げられます。
カロヤンプログレEXは第3類医薬品なので安全です
カロヤンプログレEXも医薬品に指定されていますが、正確には第3類医薬品に分類されています。
医薬品には第1類~第3類まであり、数字が小さくなるほど身体への作用が大きくて副作用のリスクが高まります。
そのため、副作用の心配がなく安心して使用することができます。
一方でカロヤンプログレEXは第3類医薬品なので副作用のリスクが少なく、商品説明を義務付けられていません。
参考記事:一般用医薬品販売制度の改正について
痒みやかぶれが起こることもあります
配合成分が頭皮に合わない場合は、痒みやかぶれなどの症状が現れるケースが稀にあります。
アルコール成分のエタノールが配合されていることが主な原因です。
皮脂を溶かす働きがあり、配合成分を毛穴の奥まで浸透させるために使用されています。
敏感肌の場合は皮脂を溶かす際に痒みを感じるかもしれません。
但しエタノールが使用されているのはカロヤンプログレEXだけではありません。
販売店舗や価格設定をチェック
カロヤンプログレEXは大手ドラッグストアやAmazon、楽天市場などから購入できます。
メーカー希望小売価格は4,320円に設定されています。
1本あたりの容量は120mlになっていて、1日2回の使用で約1ヵ月分(1回あたり2ml×1日2回×30日分=120ml)となっています。
大半の育毛剤は約1ヶ月分で5,000円~10,000円の価格帯になっているので、カロヤンプログレEXの価格は少し安いと言えますね。
実際にはメーカー希望小売価格の4,320円よりも安く販売しているドラッグストアが多いです。
主なドラッグストアの販売価格は下記のとおりです。地域や店舗によって多少異なるケースがあります
店舗名 | カロヤンプログレEXの販売価格 |
---|---|
マツモトキヨシ | 3,580円 |
サンドラッグ | 3,395円 |
ツルハ | 3,395円 |
アマゾンや楽天市場でも販売
実店舗だけでなく、ネット通販でも購入することができます。
販売元の第一三共ヘルスケアからは直接販売されておらず、アマゾンや楽天市場などのネット通販サイトで購入できます。
ネット通販サイト | カロヤンプログレEXの販売価格 |
---|---|
アマゾン | 3,671円 |
楽天市場 | 3,345円 |
価格を調べる前まではネット通販サイトで購入した方が安いと思っていましたが、実際にはドラッグストアで販売されている価格とそれほど差はありませんでした。
カロヤンプログレEXの効果を実感できる方
ここまで解説してきた内容をまとめると、カロヤンプログレEXの効果を実感できる方は下記のようなタイプとなります。
髪の毛のボリュームが以前よりもなくなってきた方
洗髪した際や枕元の抜け毛が気になっている方
薄毛が深刻になる前に育毛ケアを始めたい方
細くなってきた髪の毛を太くしたい方
上述しているように、カロヤンプログレEXに配合されているカルプロニウム塩化物水和物やチクセツニンジンチンキ、ヒノキチオール、パントテニールエチルエーテルなどの力によって、丈夫で太い髪の毛に成長させることができます。
カロヤンプログレEXが効かない方
一方でカロヤン・プログレEXを毎日使い続けたとしても、期待しているような効果を実感できない方は下記のようなタイプです。
AGAがある程度進行していて頭皮が目立ってきている方
失われた髪の毛を生やしたいと考えている方
周りから薄毛を指摘されたことがある方
セットを工夫しても薄毛を隠しきれない方
これらのケースに該当している場合は、残念ながらカロヤンプログレEXでは薄毛やハゲの悩みを解決することはできません。
カロヤンプログレEXには発毛効果のある成分が配合されていないためです。
実際に使い続けたとしても、「軽度改善」程度しか効果を期待することができないので、生えてきたとしても薄毛程度の弱々しい発毛しか期待できません。
髪の毛を生やしたいならAGAクリニックで薄毛治療を受けよう
髪の毛の本数が減ってきていて薄毛に悩んでいる方でも諦めるのはまだ早いです。
AGAクリニックなどの医療機関で薄毛治療を受けることで、抜けてしまった髪の毛を再び元気に生やすことができます。
それほど症状が重くない場合であれば、ミノキシジルやフィナステリドなどの医薬品で薄毛が改善できます。
実際に多くの方々がAGAクリニックで治療を受けて、薄毛の悩みから解放されています。
治療費用は症状によって異なりますが、AGA治療薬での治療なら月に10,000円~20,000円程度で抑えられます。
カウンセリングは無料で受け付けているクリニックが多いので、薄毛に悩んでいる方は気軽に相談してみることをおすすめします。